子宮頸がんは子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんで主にヒトパピローマウィルス(HPV)が子宮頸部の細胞に持続的に感染することにより発症します。日本では毎年1万人以上が発症し、毎年約2800人の女性が子宮頸がんで亡くなっています。とくに最近では20~30歳代の若い女性に増えてきており、20~30代のがんで第1位となっています。また2000年以降患者数、死亡数も増加しているといわれています。
子宮頸がんはある程度進行するまで症状があらわれませんが、定期的な子宮頸がん検診を受けることで子宮頸がんは死亡率を約80パーセントまで減らせることができる検診の有効性が高いがんと言われています。また、子宮頸がん予防ワクチンを接種することで、子宮頸がんの発症を60~70%予防できると考えらえているので、一次予防のワクチンの接種、検診の二次予防で子宮頸がんは排除できる可能性のあるがんともいわれています。