婦人科診療Greetings

婦人科診療項目

婦人科のさまざまな症状に応じて診察、治療を行っています。
女性ヘルスケア専門医、婦人科腫瘍専門医が在籍しており、患者さん各々のニーズに合わせた治療をご案内いたします。
女性特有のつらい症状や不快な症状について一人悩まず、どんなことでもお気軽にご相談ください。一緒に解決していきましょう。

婦人科診療項目

無月経

無月経には、原発性無月経と続発性無月経があります。
原発性無月経とは定義上18歳までに初経発来がない場合となっていますが、15、16歳ごろになっても初経が発来しない場合には婦人科に受診をお勧めいたします。
続発性無月経とはそれまであった月経が3ヶ月以上停止している状態をいいます。分類すると第1度無月経、第2度無月経に分けられます。原因は多岐にわたりますので問診や婦人科診察、超音波検査、MRI検査、血液検査等で診断します。

月経困難症(生理痛)

月経困難症とは、月経に伴って起こる病的症状のことを言います。
月経時あるいは月経直前より始まる強い下腹部痛や腰痛を主症状として、ほかに腹部膨満感、嘔気、頭痛、疲労・脱力感、食欲不振、イライラ、下痢および憂うつを伴うことがあります。

診断・治療

問診、内診、超音波検査などで総合的に診断します。場合によっては採血、MRI検査を検討します。患者さんのニーズに応じて治療法を選択し加療を行います。

月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)

月経開始の3~10日前より続く、腹痛、頭痛、乳房の痛み、むくみ、いらだちや不安、うつ状態、引きこもりなどの精神的あるいは身体的症状で、月経開始とともに減弱あるいは消失するものを言います。特に、精神症状が主体で精神の不安定さが際立って強い場合は、月経前不快気分障害(PMDD:premenstrual dysphoric disorder)と呼びます。
症状に合わせ、ドロスピレノン含有LEPや漢方など選択していきます。

子宮腺筋症

子宮内膜に類似した組織が子宮筋層の中に出来る疾患で、病変部位およびその周囲の子宮筋層が肥厚し、月経痛や月経血量の過多などの症状を来します。エストロゲンという女性ホルモンが子宮腺筋症を進展・増悪させますので、月経がある限り、子宮腺筋症は進行していきます。
診断・治療:経腟超音波検査、必要に応じMRIにて診断となります。その他、血液学的検査にて鉄欠乏性貧血の有無を確認や、血清中のCA125は子宮腺筋症で上昇することが知られていますので、診断マーカーとしては有用ではありませんが、治療効果判定の1つの指標として用いることもあります。
患者さんのご年齢や挙児希望、症状、貧血や不妊症など合併症の有無を考慮し、治療を選択していきます。

子宮頸がん・子宮体がん

検診希望の方
子宮頸部細胞診 横浜市検診  :1,360円(税込)
保険適応   :3,680円(税込)
自費     :7,500円(税込)
子宮内膜細胞診 保険適応   :3,600円(税込)
自費     :7,700円(税込)
経腟超音波 保険適応   :2,450円(税込)
自費     :8,240円(税込)
横浜市

横浜市の場合、対象者は20歳以上(女性)で2年度に1回となります。
※希望があれば経腟超音波も追加できます。(自費:8,240円)

自費での接種シルガード9 1回あたり:30,800円(税込)
3回分  :91,300円(税込)

子宮頚部異形成

コルポスコピー検査

当院でコルポスコピーを行う場合、以下が対象になります。
①子宮頸部細胞診がLSIL,ASC-H,HSIL,SCC,AGC,AIS,adenocarcinoma,
②子宮頸部細胞診がASC-USでハイリスクHPV検査*が陽性の場合
③子宮頸部細胞診が陰性であってもHPV検査でハイリスクHPVの持続陽性者である場合、タイピング検査でHPV16型もしくは18型が陽性の場合

コルポスコピー検査の注意点
検査の流れ

①内診台での検査となります。
②子宮頚部に酢酸を塗布し、コルポスコープで観察し、病変部を生検します。

子宮頸部蒸散術

当院では主に長期間持続するCIN2(子宮頸部中等度異形成)に対して婦人科腫瘍専門医が、子宮頸部蒸散術を日帰り小手術で行っております。

手術の流れ

月経中に手術は行えません。
手術室で、局所麻酔をした後に子宮頸部の病変部をレーザー光線または電気メスを用いて蒸散いたします。
軽度の痛み、熱感を伴います。
手術の時間は約10分です。術後に抗生剤を数日間内服していただきます。
蒸散術を施行したところはかさぶた状となっており、手術当日は飲酒、激しい運動や性交渉は控えてください。2週間するとかさぶたがはがれてきて帯下に混じることがあります。2週間後に外来にきていただき創部のチェックをいたします

手術室で、内診台と同様の体勢となり手術を行ないます。子宮頸部の病変部をレーザー光線で蒸散します。
軽度の痛み、熱感を伴います。場合により、局所麻酔を追加する場合があります。
手術の時間は5~10分です。術後に抗生剤を2日間内服していただきます。
※蒸散術を施行したところはかさぶた状となっており、手術当日は飲酒、激しい運動や性交は控えてください。
※2週間するとかさぶたがはがれてきて帯下に混じることがあります。2週間後に外来にきていただき創部のチェックをいたします。その期間、性交は行えません。
※月経中に手術は行えません。
※手術予定時間の30分前に痛み止めの座薬を使用します。

子宮内膜ポリープ

子宮の内腔にできるポリープです。良性であることが多いですが、まれに悪性の場合があります。また、大きさや発育している場所によっては不妊の原因となります。
症状としては不正出血、過多月経を起こすことがあります。
診断:経腟超音波で子宮の形状を含め確認し、悪性ではないか子宮体部細胞診を行います。
また位置、大きさを確認するために、内膜の薄い月経直後1週間以内の時期に子宮腔内に生理食塩水を注入し、超音波で検査するソノヒステログラフィーという検査を行います。
ポリープの大きさが2cm以上の場合、または不妊症の場合は大きさに関わらず摘出手術を検討します。当院では内視鏡手術は行なっておりませんので他院へのご紹介となります。

子宮頸管ポリープ

子宮頸部にできる良性の腫瘤です。摘出したポリープの約0.1%に悪性、約0.5%に異形成がみとめられたとの報告もあります。茎がある場合、切除し組織学的検査を行います。茎が太い場合、糸で結紮することもあります。

子宮筋腫

大きさや数はさまざまですが、30歳以上の女性の20-30%にみられます。症状としては貧血や痛み、腹部膨満感など様々な症状の原因となります。筋腫は卵巣から分泌される女性ホルモンによって大きくなり、閉経すると、逆に小さくなることが多いです。主に超音波検査で診断しますが、手術が必要な場合や悪性の子宮肉腫との区別難しい場合MRI検査をすることがあります。

子宮内膜症

子宮内膜またはそれに似た組織が子宮の内側以外の場所で発生し発育する疾患が子宮内膜症です。20~30代の女性で発症することが多いです。女性ホルモンの影響で月経周期に合わせて増殖し、周囲の組織と癒着をおこしてさまざまな痛みをもたらしたり、不妊症の原因にもなることがあります。中でも、古い血液がたまって卵巣が腫れた症状を、チョコレートのう胞とよびます。症状で多いものは痛みと不妊です。
治療は患者さんのニーズにより選択していきます。ただ子宮内膜症は、どの治療法を選択しても再発する頻度が高いことや、チョコレートのう胞は長い年月を経ると稀ではありますが癌化することがあり、長期にわたる経過観察が必要となってきます。

早発卵巣不全

まだ閉経の時期でない40才未満で月経の発来が認められないことをいいます。原因はさまざまですが、卵巣の機能が低下し、低エストロゲン状態になり、ホットフラッシュなどの更年期障害様症状や、骨量の減少、悪玉コレステロールの上昇、心血管リスクの上昇をきたすことがありホルモン治療を行うことが基本です。治療は50歳頃まで治療を継続することが望まれます。

性感染症

症状があり、疑わしい場合検査、治療を行っていきます。
性器クラミジア感染症、淋菌感染症:女性では無症候性感染が多く、放置すれば骨盤内炎症性疾患や肝周囲炎、不妊症、異所性妊娠の原因ともなります。性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、HIV、トリコモナス症など。
ブライダルチェック希望の場合、性器クラミジア感染症(子宮頸管)、淋菌感染症(子宮頸管)、梅毒(血液)およびHIV感染症(血液)の4疾患をベースに行います。必要な場合トリコモナス(帯下)、B型およびC型肝炎(血液)の検査を追加いたします。

性器クラミジア感染症(子宮頸管) 8,800円
淋菌感染症(子宮頸管) 8,800円
梅毒(血液検査) 8,800円
HIV即日検査 (第4世代 抗原抗体検査) 8,800円
トリコモナス(帯下) 8,800円
B型およびC型肝炎(血液検査) 8,800円

血液検査に関して

血液検査は、妊娠中に検査を行う時、母子共に安全性が保たれます。(陰部に綿棒を入れる方法は胎児にとって危険となる可能性があるため)
陽性の場合、性器の感染か咽頭(のど)の感染か特定することができません。また、過去の感染でも抗体が陽性となるため、現在感染しているかどうか判断することができません。

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルス6、11型などが原因となるウイルス性性感染症です。生殖器とその周辺に乳頭状、鶏冠状の特徴的な形態を持った腫瘤を形成します。視診で診断がつくことが多いですが、確定診断は病変を生検し組織学的に行います。
当院では症例に応じて薬物療法としてイミキモド(ベセルナクリーム5%)や外科的治療には、切除、CO2レーザー蒸散法あるいは電気メスによる焼灼(しょうしゃく)法の治療法を選択していきます。
治癒の判断としては視診で腫瘤がなくなったということを確認するのはもちろんのこと細胞診で陰性になった場合に治癒とします。
通常、ヒトパピローマウイルスの感染から尖形コンジロームの発症には数週間から3カ月程度といわれています。
治療終了後も最低3カ月は厳重な経過観察が必要です。本人が治癒しても、パートナーがHPVを保持しているかぎり再感染の可能性があるので、パートナーも必ず専門医を受診し、症状があれば治療をすることが重要です。

帯下異常

健常な腟内はデーテルライン桿菌により酸性に保たれ、自浄作用が働いています。帯下の性状、量の明らかな変化や掻痒感、性交時の痛み、腹痛、出血を含めた色の変化を認めた場合の異常所見の可能性があります。

骨盤臓器脱

女性の骨盤内にある膀胱、子宮、腟、直腸などが出産や加齢などが原因で本来の位置から下垂し腟の中に落ち込み、脱出してくる疾患です。症状としては腟の入り口に下がってくるような下垂感がしたり、腟に何か触れると訴えてくる方が多いです。症状、個人的なニーズに応じて骨盤低筋の運動はもちろんのこと、リングペッサリー、フェミクッションを選択してきます。手術が必要であれば他院へのご紹介となります。

リングペッサリーに関して

ペッサリーのサイズ選択:個々によりリングペッサリーの適したサイズは様々です。内診して腟口の幅や腟長を確認し適したサイズを決めていきます。ペッサリーのサイズを必要以上に大きいものを選択すると、排尿・排便困難、違和感や痛みを覚える場合があり、長期的にはペッサリーによる腟壁びらんとなるリスクが高くなります。また小さいものを選択すると脱落してしまうこともあるので初回使用後は使用感の確認のため1か月以内に外来にきていただきます。

ペッサリーの交換に関して
外来で脱着する場合

ペッサリー挿入後は1カ月以内に来院していただき、問題ないか確認します。その後は4~5か月ごとに受診し、腟壁状態を確認し腟洗浄やペッサリー交換をします。外来で交換するので自分でペッサリーを挿入する必要はありませんが、帯下の増加や臭いなどで悩む方もいます。
長期的にペッサリーを挿入した場合腟壁びらんを生じ、ペッサリー留置したまま放置状態が続いた場合ペッサリーが腟壁へ陥入して、ペッサリーの切断除去や外科的処置を必要とする場合もあります。

自己脱着する場合

ペッサリー挿入後は1カ月以内に来院していただく必要がありますが、ペッサリーの自己脱着を一旦習得すれば簡単な方法です。帯下を伴わず、腟壁びらんにはなりにくいといわれています。就寝時の抜去と起床時の挿入を自己で行っていただく方法です。問題がなければ6カ月ごとの受診となります。

更年期障害ホルモン補充療法

卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態を「閉経」いいます。
月経が来ない状態が12か月以上続いた時に、1年前を振り返って閉経としています。日本人の平均閉経年齢は約50歳ですが、個人差が非常にあります。閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」といい,更年期に現れるさまざまな症状の中で他の病気に伴わないものを「更年期症状」、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態を「更年期障害」と言います。
更年期障害の主な原因は、卵巣から出るエストロゲンが大きくゆらぎながら低下していくことです。その上に加齢などの身体的因子、性格などの心理的因子、人間関係などの社会的因子が複合的に関与することで発症すると考えられています。症状として、ほてり、のぼせ、ホットフラッシュ、発汗などの血管の拡張による症状やめまい、動悸、頭痛、肩こり、関節の痛み、冷え、しびれ、疲れやすさなどの身体症状、気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠などの精神症状があります。
これらの症状が他の病気による症状ではないことを確認する必要があります。治療は患者さんのニーズにより選択していきます。当院で行っている治療は主にホルモン補充療法、漢方療法、プラセンタ注射です。

漢方療法

メリット

・体質による症状なども効果が期待できる
・作用が穏やか

デメリット

・効能が想像しづらい
・飲みづらい

プラセンタ注射

メリット

・体のコリ、痛みの改善
・美肌効果

デメリット

・献血ができなくなる
・ホルモン治療の効果が低減する

ピル

低用量ピル

低用量ピルは卵巣から産生されるエストロゲンとプロゲステロンが配合された薬剤です。内服することで排卵を抑えられ、避妊効果や月経痛の原因となる物質の産生が減少し月経困難症の改善や月経量の改善、子宮内膜症や月経前困難症などの様々な症状が改善します。

安全に内服していただくために確認すること
内服開始前 問診、体重測定、血圧測定、血栓症の症状のチェックシート、子宮頸部細胞診、性病感染症検査、超音波検査
開始後1か月、3か月後 内服状態のチェック、問診、体重測定、血圧測定、血栓症の症状のチェックシート
開始後1年ごと 子宮頸部細胞診、超音波検査、血算、生化学検査、適宜性病感染症検査

※使用する薬剤により効能や適宜内服方法が変わります。患者さんのニーズに合わせ選択していきます。

ピルについて

・エストロゲンが含まれる量により高用量ピル、中用量ピル、低用量ピル(LD)、極低用量ピル(ULD)に分類されます。
どの用量のピルであっても避妊の効果はほぼ変わりません。高・中用量ピルは、低用量ピルに比べて効果が強いので、副作用が出る可能性も高くなり注意が必要です。そのため当院では月経困難症を含む月経トラブルや避妊目的の場合には副作用の少ない低用量ピル、極低用量ピルを使用しています。貧血を伴う過多月経に対して一時的に使用する場合や緊急避妊する際のアフターピル、あるいは生理日ずらす目的の場合は中用量ピルを処方しています。(当院では高用量のピルは使用しておりません。)

・低用量ピル・極低用量ピルですが、黄体ホルモンの種類により第1~4世代のピルに分かれます。その方の症状や目的にあわせて処方いたします。

第1世代(ノルエチステロン)
フリウェル ULD (保険診療1シート 500 円※1)
ルナベル LD/ULD (保険診療1シート 1,200 円※1)
特徴
第2世代(レボノルゲストレル)
トリキュラー (自費ピル:2,700 円※2)
ラベルフィーユ (自費ピル:2,650 円※2)
特徴

第1世代で頻度が高かった不正出血に対し、第 2 世代では内膜維持作用を増強するためレボノルゲストレルと呼ばれるプロゲスチン(黄体ホルモン)を用いています。一方、プロゲスチン活性とともにアンドロゲン(男性ホルモン)活性も持ちますが、内容の仕方には副作用とアンドロゲン量を減らす工夫がされています。

第3世代(デソゲストレル)
ファボワール (自費ピル:2,700 円※2)
特徴

第 2 世代の強いアンドロゲン活性に対しデソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しています。プロゲスチン活性を強め相対的にアンドロゲン活性を抑制しているので、第2世代に比べニキビや肌荒れにも効果が得られます。

第4世代(ドロスプレノン)
ヤーズ配合錠 (保険診療1シート 2,350 円※1)
ドロエチ (保険診療1シート 760 円※1)
ヤーズフレックス (保険診療1シート 2,350 円※1)
特徴

※1 3割負担の場合の記載です。診察料・調剤料・処方料が別途必要です。
※2 自費ピルの場合、診察料+薬剤料となります。

   初診料:2,700 円
   再診料:1,250 円

避妊・アフターピル(緊急避妊)

低用量ピル レボノルゲストレル放出子宮内システム(ミレーナ52mg)

一般的に装着中の妊娠率は初年度で0.1%、5年間で0.5%の妊娠と報告されています。装着後部分脱落など確認するため、装着後の初回月経の後、3か月後、12か月後に受診し装着位置を確認します。5年をこえない時期での交換が勧められます。

緊急避妊(レボノルゲストレル)

性交後72時間以内、なるべく速やかに服用する必要があります。(当院では診察室で内服していただきます。)

ワクチン

インフルエンザワクチン、風疹・麻疹ワクチン

新型コロナウイルスワクチン接種

毎週土曜日の15時から16時に新型コロナウイルスワクチン接種を行っております。産婦人科クリックにつき、主に女性への接種(妊婦さんのご家族やお子様は男性も可)とさせていただきておりますのでご理解をお願い申し上げます。
接種人数に限りがございますので接種をご希望の方はネット予約またはお電話で予約をお願いします。

HPVワクチンについて

子宮頸がんの95%以上は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因です。
子宮頸部に感染するHPVの感染経路は性的接触と考えられ、性交渉の経験がある女性のうち50%~80%は、HPVに感染していると推計されています。そして、そのうち一部の女性が将来高度前がん病変や子宮頸がんを発症することになります。
HPVに感染してから子宮頸がんに進行するまでの期間は、数年~数十年と考えられます。HPVに感染した細胞の異常の変化は、まず軽い異常(軽度前がん病変)が起こり、その中の一部は、さらに強い異常(高度前がん病変)に進行します。
これらの異形成は子宮頸がん検診で発見できます。発がん性HPVの中で、とくに、HPV16型、HPV18型は特に前がん病変や子宮頸がんへ進行する頻度が高く、スピードも速いと言われています。ワクチンは主にこの2種を中心に予防します。ワクチン現在世界的に子宮頸がんの予防ができるといわれ、今世紀中に子宮頸がんがなくなるとも言われています。その戦略とは一次予防であるHPVワクチン接種と二次予防である子宮頸がん検診との組み合わせといわれています。

サーバリックス® 16・18高リスク型の2種類が予防できます
ガーダシル® HPV6,11,16,18の4つの型のウィルス感染を防ぐことができます。
シルガード® HPV6,11,16,18,31,33,45,52,58の9つの型のウィルス感染を防ぐことができ、子宮頸がんとその前がん病変、外陰上皮内腫瘍、腟上皮内腫瘍、尖圭コンジローマの発症を防ぐことができます。

『令和5年4月1日より、9価のHPVワクチンも公費(無料)で接種できるようになり、当院では上記の3種が定期接種で行えます。
接種対象者:接種日時点で横浜市に住民登録がある、小学校6年から高校1年生相当の女子
※接種をお勧めする年齢(標準の接種年齢):中学1年生の間
※平成19年4月2日~平成20年4月1日生まれの方は、上記の接種対象年齢を超えても、令和7年3月31日まで公費で接種することができます(キャッチアップ接種)。』

上記2種が定期接種で当院では接種が行えます。
・キャッチアップ接種対象者※1
平成9年(1997年)~平成17年(2005年)度生まれの9学年
期間:3年間(令和4年4月~令和7年3月)
※1 HPVワクチンの積極的な推奨の差し控えにより接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、時限的に従来の定期接種の対象年齢を超えて接種を行うこととなります。

・定期接種対象者
平成18年(2006年)平成21年(2009年)
→小学校6年〜高校一年相当の女子

HPVワクチン費用

シルガード® :1回16,300円の計3回で、48,900円

自費での接種シルガード9 1回あたり :30,800円(税込)
3回分   :91,300円(税込)

人工妊娠中絶

当院では母体保護法に基づき、諸事情で妊娠を継続できなくなった患者さんに対してプライバシーに配慮し身体に寄り添った医療・ケアを行っております。
尚、当院では妊娠11週6日までは手動式の吸引用子宮カテーテル「MVAシステム」を使用いたしております。「MVAシステム」の利点は子宮内膜を傷つけにくく子宮へのダメージが少ないことです。
当院では、大多数の方が痛みのない局所麻酔での処置となり、来院より帰宅まで1~2時間程度と短時間の在院時間での処置が可能です。全身麻酔を使用した場合は麻酔が十分に覚めた後の帰宅となります。
妊娠週数・経産回数によって、処置時間や方法・費用が異なりますので処置日や御希望等はご来院のうえご相談ください。最短で初診翌日での処置も可能です。

人工妊娠中絶 費用
~9週6日 約100,000円
10週6日 約120,000円
11週6日 約150,000円
12週~21週6日 約500,000円(無痛処置含む)